“偶像”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐうぞう77.8%
アイドル22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京都の北朝(ほくちょう)は偶像(ぐうぞう)である。傀儡師(かいらいし)の尊氏にはさしたる戦意もない。直義(ただよし)は一驕者(きょうしゃ)にすぎず、次第に武家からも見離されよう。兆(きざ)しはもうみえている。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
偶像(ぐうぞう)の利益功力(こうりよく)を失ふと云ふが如き考(かんが)へは存し得べき事にして、尊崇(そんすう)すべき物品が食餘(しよくよ)の汚物(おぶつ)と共に同一所に捨てられしとするも敢て怪(あやし)むべきには非ざるなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
世間は隣人に対して現金である如く、英雄(ヒーロー)に対しても現金である。だから、こう云う偶像(アイドル)にもまた常に新陳代謝や生存競争が行われている。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
広瀬中佐は日露戦争のときに、閉塞(へいそく)隊に加わって斃(たお)れたため、当時の人から偶像(アイドル)視されて、とうとう軍神とまで崇(あが)められた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)