“汚物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぶつ66.7%
をぶつ20.0%
よごれもの13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京都の東寺にも昔散所法師さんじょほうしというのがありまして、寺の境内の掃除を担当し、汚物おぶつ取り片付けなどをする賤しい身分のものでありました。
どぶの匂ひと、汚物をぶつの臭氣と、腐つた人肉の匂ひともいふべき惡臭とがもつれ合つて吹き流れてゐる、六尺幅の路地ろぢ々々。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
さてくだんの花簪屋と煎餅屋との間の露地口の木戸は、おしめ、古下駄等、汚物よごれもの洗うべからずの総井戸と一般、差配様おおやさん取極とりきめで、紙屑拾不可入かみくずひろいいるべからず、午後十時堅く〆切しめきり
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)