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をぶつ
ふりがな文庫
“をぶつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
汚物
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汚物
(逆引き)
溝
(
どぶ
)
の匂ひと、
汚物
(
をぶつ
)
の臭氣と、腐つた人肉の匂ひともいふべき惡臭とがもつれ合つて吹き流れてゐる、六尺幅の
路地
(
ろぢ
)
々々。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
寢轉
(
ねころ
)
んで
讀書
(
どくしよ
)
してゐる
枕頭
(
まくらもと
)
にお
行儀
(
げうぎ
)
よくおちんをしてゐる、
叱
(
しか
)
つても
逃
(
に
)
げない、
庭
(
には
)
へつまみ
出
(
だ
)
す、また
這入
(
はい
)
つてくる、
汚物
(
をぶつ
)
をたれ
流
(
なが
)
す、
下女
(
げぢよ
)
が
怒
(
おこ
)
る。
ねこ
(旧字旧仮名)
/
北村兼子
(著)
鞘
(
さや
)
の中程に、ベツトリ附いて居るのは、紛れもない犬の
汚物
(
をぶつ
)
。
銭形平次捕物控:246 万両分限
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それは、
汚物
(
をぶつ
)
から湧いたうじ蟲の如く、この世界の家々を取り卷いて離れなかつた。その熱度は、朝も夕も夜半も變りがなかつた。ぢつと毒瓦斯のやうに
澱
(
よど
)
んで動かなかつた。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
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