“枕頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まくらもと70.9%
ちんとう27.9%
まくら0.6%
まくらべ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで、一般に町人の若い者たちは、心掛けの好いものは、手鍵(てかぎ)、差し子、草鞋(わらじ)、長提灯(ながぢょうちん)に蝋燭(ろうそく)を添えて枕頭(まくらもと)に置いて寝たものです。
父君の死というものも日々枕頭(ちんとう)にいて看護してきたあとに至ったことであれば、世の習いとしてあきらめようもあるのであろうが
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)
眤(じつ)と松太郎の寝姿を見乍ら、大儀相に枕頭(まくら)を廻つて、下駄を穿いたが、その寝姿の哀れに小さく見すぼらしいのがお由の心に憐愍(あはれみ)の情(こころ)を起させた。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
与里の枕頭(まくらべ)にゐた玄也は猫の顔付をツと持ち上げて、余り唐突な激しい意志のために、瞬間クラクラと仰反(のけぞ)るやうなハヅミをつけたが
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)