“ちんとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
枕頭77.4%
陳套14.5%
陳登4.8%
鎮東1.6%
陳湯1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど彼女がそばを離れようとすると、彼はすぐにまた咳を始めた。彼女は震えながら彼の枕頭ちんとうについていなければならなかった。
明白な陳套ちんとうな語で言い現わされるような感情の動揺を感じることはないであろうが、真なるものを把握はあくすることの喜びには、別に変わりはないであろう。
科学と文学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
陳大夫ちんたいふの息子陳登ちんとうは、その後も徐州じょしゅうにとどまって城代の車冑を補けていたが、一日、車冑の使いをうけて、何事かと登城してみると、車冑は人を払って
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひときわすぐれて目立ちたる定遠ていえん鎮遠ちんえん相連あいならんで中軍を固め、経遠けいえん至遠しえん広甲こうこう済遠さいえんは左翼、来遠らいえん靖遠せいえん超勇ちょうゆう揚威よういは右翼を固む。西に当たってさらにけぶりの見ゆるは、平遠へいえん広丙こうへい鎮東ちんとう鎮南ちんなん及び六隻の水雷艇なり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「酔いざましには、二陳湯ちんとうなどいいもンでございますが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)