“徐州”の読み方と例文
読み方割合
じょしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燎原りょうげんの火とばかり、魔の手をひろげて行った黄巾賊の勢力は、今では青州せいしゅう幽州ゆうしゅう徐州じょしゅう冀州きしゅう荊州けいしゅう揚州ようしゅう兗州えんしゅう予州よしゅう等の諸地方に及んでいた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燕王乃ち館陶かんとうより渡りて、東阿とうあを攻め、汶上ぶんじょうを攻め、沛県はいけんを攻めて之を略し、遂に徐州じょしゅうに進み、城兵をおどしてあえて出でざらしめて南行し、三月宿州しゅくしゅうに至り
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「そうだ。ちょうどもう二年前ねんまえになるな。わたしはその徐州じょしゅう進軍しんぐんする、れつなかはいっていたのだ。みんなここへおすわり。そのときのことをはなしてあげよう。」
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)