“兗州”の読み方と例文
読み方割合
えんしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂布はまた、高順、張遼の両名を、この小沛の城に籠めて自身は、山東、兗州えんしゅうの境にまで進み、威を振って敗残の敵を狩りつくした。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「近ごろ兗州えんしゅう曹操そうそうは、しきりとけんを招き、士を募って、有能の士には好遇を与えるというじゃないか」と、もっぱら評判であった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど先頃、もし彼が曹操のうしろを衝いて、兗州えんしゅうを攻めなかったら、あの時、徐州は完全に曹操のために撃破されていたろう。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)