“館陶”の読み方と例文
読み方割合
かんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燕王乃ち館陶かんとうより渡りて、東阿とうあを攻め、汶上ぶんじょうを攻め、沛県はいけんを攻めて之を略し、遂に徐州じょしゅうに進み、城兵をおどしてあえて出でざらしめて南行し、三月宿州しゅくしゅうに至り
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
安平の太守王基おうきがそんな噂を聞きましてね、その妻子に病人の多いのを卜わせ、その禍いを除いたこともあり、また館陶かんとうの令、諸葛原しょかつげんはわざわざ彼を招いて、衆臣とともに
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十二月、燕王河にしたがいて南す。盛庸兵を出して後を襲いしが及ばざりき。王遂に臨清りんせいに至り、館陶かんとうたむろし、つい大名府たいめいふかすめ、転じて汶上ぶんじょうに至り、済寧せいねいかすめぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)