“循”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めぐ42.1%
したが31.6%
まわ21.1%
まは2.6%
めぐり2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河原がならされ天幕が張られて、めらめらと勢よく燃え上る火の上で大鍋が沸々音を立てる時分には、冷え切った体にも温い血がめぐり始めた。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
国家統治ノ大権ハ朕カこれを祖宗ニケテ之ヲ子孫伝フル所ナリ朕及朕カ子孫ハ将来ノ憲法ノ条章じょうしょうしたがヒ之ヲ行フコトヲあやまラサルヘシ
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
なかいてたら早う薬まわりますさかい、なるだけ余計べとことして、孰方どっちも相手の御飯の数勘定して競争で詰め込みますのんで
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
無理強ひの盃四つ五つ、それが悉皆すつかり體中にまはつて了つて、聞苦しい土辯の川狩の話も興を覺えた。眞紅まつかな顏をした吉野は、主人のカッポレをしほ密乎こつそりと離室に逃げ歸つた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
官能のはたらき、体の汁のめぐりまる