“承”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
29.5%
うけたまわ27.7%
うけたま23.9%
うけたまは10.9%
1.1%
1.1%
うかが0.7%
うけ0.7%
うけた0.7%
うけたまわり0.7%
(他:9)3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“承”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
此の断岸絶壁のような智識に、清浅の流れ静かにして水は玉の如き寂心が魔訶止観まかしかんを学びけようとしたのであった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そして、それがだんだん落ちて来て風の前に来たので、手で以てけたが、不思議に断れていた紐がもとのようにつながっていた。
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
京都ではそでのある夜着よぎはつくらぬものの由を主人からうけたまわって、京都はよくよく人を寒がらせる所だと思う。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「昨日も御来訪下すったそうですが、生憎あいにくで失礼をいたしました。……では御用件というのをうけたまわりましょうか」
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「どんな事か存じませんが、私は町方の御用をうけたまはつて居る者で、御武家方の内輪のことには、立ち入り兼ねますが——」
「御経をうけたまわり申した嬉しさに、せめて一語ひとことなりとも御礼申そうとて、まかいでたのでござる。」
道祖問答 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
其樣そんなことうけたまは必要ひつえうもありません。』と船長せんちやうはなわらひつゝ
くちばしゆかたゝき、うなじれてうけたまはり、殿とのひざにおはします
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
氏は用語に於いて、子規よりも内律を重んじた先師左千夫の気質をいで、更に古語によらなければ表されない程の気魄きはくを持って居る。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
一つは言語と同じく日本の鎌倉、足利時代の風俗を受けぐものです。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
明治の憲法にかんする勅語(明治二十二年二月十一日)の一節には、「国家統治ノ大権ハ、朕力之ヲ祖宗ニケテ、之ヲ子孫ニ伝フル所ナリ。」と書いてある。
「うけふ」は承ふ(ウゲガフ)と言ふ語の古い形で、くを語根としたものだ。
「そんな事うかがわなくっても、もうたくさんです。つまりあたしが芝居へ行ったのが悪いんだから。……」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「話して下さいませんか? 何かご存じのことがあるなら——、私共は自殺の原因を借財のためとばかり思い込んでいるんですから。もしも他に原因があるとすれば、是非うかがっておき度いと存じます」
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
「聞きましょうとも。僕がいてお差支さしつかえがなければ何事でもうけたまわりましょう。」
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
まいおしえうけく者は夢路を辿たどる心地して困じて果はうち泣くめり云々
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「そう言う君は誰ですか? それから先きにうけたわりたい。」とノズドゥリョフは、その男の方へ近寄りながら、訊き返した。
これの時のおかゝりの方々かた/″\のお詰所つめしよと見えまして、此所こゝ御拝ぎよはいがあるといふことをうけたまはりました。
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
庭の模様がへ、北村のおくりし朝顔の事などうけたまわり候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
この事は非常に秘密にいたしをり候やうにうけたまわりをり候が実は今度東京の慶応義塾にてその文学部を大刷新しこれより漸々ようよう文壇において大活動をさむとする計画これありそれにつき文学部の中心となる人物を定むる必要を感じ候おもむきに候
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
幼少の時より手につけたる者なれば、血統に非ざるも自然に養父母の気象をうくるは、あまねく人の知る所にして、家風の人心を変化すること有力なるものというべし。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「鵬斎ながき事有之まじく候由気之毒に候。焚塩やきしほすきとうけたまはり、よき便あらばと存候へ共、さ候へば却而かへつて邪魔ものなるべし。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
刑は公法なり、科の次第を幟に記し、其とがよばわる事、世に是を告て後来こうらいの戒とせんが為なれば、諸人慎んで之をうけたまわらん条、勿論なり。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
へいかしこまりました。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かしこまりました。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
両人ふたりしていたちこつこして遊すんだ時分のあたしだと思つて、これだけあたしのいふ事をいておくれな
もつれ糸 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
ついては、御親類樣方御一統の思召をたまはり、御異存がなければ明日にも公儀に屆出の上、改めて世間へも披露いたしたいと存じます。それから、林太郎樣御許嫁石崎平馬樣御息女お禮樣は、折角當家に御縁のあつたことでもあり、そのまゝ當家にお迎へ申上げ、御跡取助十郎樣と祝言いたさせたいと存じます。
「この玄沢坊、昨夜霊夢をこうむり、かしこくも仏勅をたまわって参ったぞ」
「そしてまあ、その継母はまた何だって遠まわしに、貢さんのせいのようにおしつけて聞かしたんだろうね。お前さんにどうかしてくれろというのかね。貢さん、お前さんが心配をすればどうにかなるとでもいうような事を、継母が知ってて言うようにもれるがねえ。一体どうしたというんだろうね。」
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其対象となるものは、神の示すところの「ほ」である。あけたつのミコの場合にも、うけひまをして鷺をうけひ落しうけひ活し、木の葉をうけひ枯しうけひ生かしたとある。神の「ウケふ」を請ふ事になる。