“承”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
28.9%
うけたまわ28.6%
うけたま23.4%
うけたまは11.1%
1.2%
うけ0.9%
うけた0.9%
0.9%
うかが0.6%
うけたまわり0.6%
かしこま0.3%
うく0.3%
うけたまはり0.3%
うけたまわら0.3%
0.3%
たま0.3%
たまわ0.3%
0.3%
ウケ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国家統治ノ大権ハ朕カを祖宗ニケテ之ヲ子孫伝フル所ナリ朕及朕カ子孫ハ将来ノ憲法ノ条章ヒ之ヲ行フコトヲラサルヘシ
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
大納言殿も来年は更に齢を加えられ、いよ/\八十路に近くなられるとるにつけても、縁につながるわれ/\共は慶賀に堪えない。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
火星の女こと甘川歌枝と、娘のアイ子が県立高女在校中、無二の親友であったと言うようなお話も、只今初めてわった位の事です。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
らばとつて、一寸を、りまするでと、一々町内差配るのでは、木戸錢つて時鳥るやうな殺風景る。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
氏は用語に於いて、子規よりも内律を重んじた先師左千夫の気質をいで、更に古語によらなければ表されない程の気魄を持って居る。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
して申けるは是名主甚兵衞其外の百姓共たまはれ將軍の上意なればからざる事なりるに當村中一同に申合せぬ/\と強情
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
を入て居けるゆゑ怖々前へ行先生只今の者に能々まはりし處熊谷にて御世話になりたる者のよしに候と云ば後藤は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「うけふ」は承ふ(ウゲガフ)と言ふ語の古い形で、くを語根としたものだ。神がいづれを承けひいてくれるかと其肯否を問ふのである。
「そんな事わなくっても、もうたくさんです。つまりあたしが芝居へ行ったのが悪いんだから。……」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
十日の御書状拝見候。庭の模様がへ、北村のおくりし朝顔の事など候。おきみさんより同日の書状まゐり候。家事(に仕へ子を育つるなど)のため何事(文芸など)も出来ぬよしかこち候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
どこかへ行って酒を飲まして、ちょいと例の毒薬を飲ましゃあ訳は無い、酔って寝たようになって、翌日の朝はこの世をおさらばだ。「りました。しかし今時青楼で起きていましょうか。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
幼少の時より手につけたる者なれば、血統に非ざるも自然に養父母の気象をるは、あまねく人の知る所にして、家風の人心を変化すること有力なるものというべし。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「鵬斎ながき事有之まじく候由気之毒に候。焚塩すきと、よき便あらばと存候へ共、さ候へば却而邪魔ものなるべし。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
刑は公法なり、科の次第を幟に記し、其る事、世に是を告て後来の戒とせんが為なれば、諸人慎んで之をん条、勿論なり。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
両人していたちこつこして遊すんだ時分のあたしだと思つて、これだけあたしのいふ事をいておくれな、一生のお願ひだわ
もつれ糸 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
ては、御親類樣方御一統の思召をはり、御異存がなければ明日にも公儀に屆出の上、改めて世間へも披露いたしたいと存じます。
「この玄沢坊、昨夜霊夢をり、くも仏勅をって参ったぞ」
貢さん、お前さんが心配をすればどうにかなるとでもいうような事を、継母が知ってて言うようにもれるがねえ。一体どうしたというんだろうね。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あけたつのの場合にも、うけひまをして鷺をうけひ落しうけひ活し、木の葉をうけひ枯しうけひ生かしたとある。神の「ふ」を請ふ事になる。