“承引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょういん47.6%
うけひ23.8%
うけひき4.8%
うけひく4.8%
うけあ4.8%
うけがい4.8%
うけがは4.8%
ひきうけ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何時いつ何處どこで、如何どうしてうて、如何どう言寄いひよって、如何どん誓言せいごんをしたかは、あるきながらはなしませうほどに、承引しょういんしてくだされ、今日けふ婚禮こんれいさすることを。
本人そのものが容易なところでは承引うけひくまいし、そうかといって、父伊太夫が、小町庵の娘をたずねるのも順序が間違っている。
少々せう/\下されませと言ば老人承引うけひきてお光や掛てあぐるやうと言葉のしたに立出る娘は水を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とるときは其人に氣兼ありて母樣への孝行も自然しぜんおこたる道理なれば少しも望みに候はず又外々ほか/\縁付えんづくなどとは思ひもよらぬ事何卒此事ばかりは御免おゆるしをと一向承引うけひく氣色けしきもなければ姑女しうとめ始め人々も其孝貞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
姦佞ねじけし悪猿なれば、異議なく承引うけあ
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
... 今爾がいふ処いつわりならずば、すみやか東道あんないせよ、われきてその獲物を取らんに、什麼そもそは何処いずくぞ」トいへば。聴水はしたり顔にて、「大王速かに承引うけがいたまひて、やつがれまことに喜ばしく候。 ...
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
取か然なくば外に縁付えんづけなば一生の身のをさまりにも成べしとしうとめは勿論懇意の者共迄も色々いろ/\勸むると雖もお菊は一向承引うけがはず母樣始め皆樣の仰をそむくには有ねども今更むこ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
父はなみだを拂ひつゝ娘に向ひて又云やう其述懷じゆつくわいさる事ながらもし此先が武士なりせば今更になり箇樣かやうな事を面目めんぼくなくて云てもるまじよし又云て來たればとて此方こなた承引ひきうけ其明の立ざる中は使の者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)