“箇樣”の読み方と例文
新字:箇様
読み方割合
かやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長歌のみはやや短歌と異なり申候。古今集の長歌などは箸にも棒にもかゝらず候へども箇樣かやうな長歌は古今集時代にも後世にも餘り流行はやらざりしこそもつけの幸と存ぜられ候なれ。
歌よみに与ふる書 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
父はなみだを拂ひつゝ娘に向ひて又云やう其述懷じゆつくわいさる事ながらもし此先が武士なりせば今更になり箇樣かやうな事を面目めんぼくなくて云てもるまじよし又云て來たればとて此方こなた承引ひきうけ其明の立ざる中は使の者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やどりはや五月いつゝきあひなり候と申上げれば徳太郎君きこめし甚だ當惑たうわくていなりしがやゝあつて仰けるは予は知る如き部屋住へやずみ身分みぶん箇樣かやうの事が聞えては將監が手前てまへ面目めんぼくなし予もまた近々きん/\に江戸表へ下り左京太夫殿の家督かとく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)