“近々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちかぢか40.4%
きんきん28.1%
ちか/″\19.3%
きん/\12.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「嫌ではあろうが、森啓之助の所へ帰って、しばらくすなおをよそおっていて貰いたい。いずれ近々ちかぢかには、拙者も阿波へ渡るつもりだが」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
面目めんぼくがあると云うんだがね、どうだろう、近々きんきんの内水島君は博士論文でも呈出して、博士の学位を受けるような運びには行くまいか。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其の間は仕方がないから、水街道へ参って宿屋へ泊り、大生郷の宇治の里へ参って泊りなどして、惣右衞門が留守だと近々ちか/″\しけ込みます。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
田口氏の用向ようむきは、自分の社で近々きん/\青年画家の作品展覧会をするから、麦僊氏にもその選者の一にんになつて欲しいといふのだつた。