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近々
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きん/\
ふりがな文庫
“
近々
(
きん/\
)” の例文
田口氏の
用向
(
ようむき
)
は、自分の社で
近々
(
きん/\
)
青年画家の作品展覧会をするから、麦僊氏にもその選者の一
人
(
にん
)
になつて欲しいといふのだつた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
良「
此方
(
こちら
)
へ来なさい、お前に死相が出たという書面だが、見てやるから此方へ来なさい、成程死ぬなア
近々
(
きん/\
)
に死ぬ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『
大
(
おほ
)
きくなりました
段
(
だん
)
か。
近々
(
きん/\
)
に
橄欖島
(
かんらんたう
)
でお
逢
(
あ
)
ひになつたら、そりや
喫驚
(
びつくり
)
なさる』とまた
兵曹
(
へいそう
)
が
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
なし町奉行所へ送られたれば
近々
(
きん/\
)
御所刑
(
おしおき
)
に
成
(
なる
)
べし其妻の其方なれば
同罪
(
どうざい
)
なれども我其方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「でも
兄
(
あに
)
は
近々
(
きん/\
)
結婚致しますよ」
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
私達は
長田
(
ながた
)
秀雄氏と三人小さな
卓
(
テーブル
)
を
囲
(
かこ
)
つて色々の話をした。氏はその折吾が
紙
(
し
)
のために
近々
(
きん/\
)
演劇と当局の取締とについて長い論文を書かうと約束をした。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
白「これはいかん、もう見るがものはない、ひどい相だ、一体お前は目の下に
極
(
ごく
)
縁のない相だ、それに
近々
(
きん/\
)
の内
屹度
(
きっと
)
死ぬよ、死ぬのだから外に
何
(
なん
)
にも見る事はない」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
遣
(
つかは
)
したる喜八とやらん
捕
(
とら
)
れたるや又外に
有事
(
あること
)
成
(
なる
)
かと
不審
(
ふしん
)
に思ひ
能
(
よく
)
聞
(
き
)
けば
其人
(
そのひと
)
は全く彼の
喜
(
き
)
八に
相違
(
さうゐ
)
なく火付盜賊に
陷
(
おち
)
いり
近々
(
きん/\
)
に
火罪
(
ひあぶり
)
との事なりしかば
田子
(
たこ
)
の
伊兵衞
(
いへゑ
)
思ふは
科
(
とが
)
なき者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
政府は
近々
(
きん/\
)
小包郵便の料金を
更
(
か
)
へるさうだが、一八四五年米国政府が、普通郵便物の料金を三百
哩
(
マイル
)
までは五
仙
(
セント
)
、それ以上は十仙に規則を変へた事があつた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
近々
(
きん/\
)
のうち越後へ向けて今
一度
(
ひとたび
)
行
(
ゆ
)
きたいと云っておりますから、行った日には貴方にはお目に懸ることが出来ないと思っている所へお
使
(
つかい
)
で、
余
(
あんま
)
り嬉しいから飛んで来たんですよ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
徳太郎君に申上
出立
(
しゆつたつ
)
の用意に及び
近々
(
きん/\
)
江戸表
御下
(
おんくだ
)
りとは
相成
(
あひなり
)
ける。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これだけは是非何とかしなければといふので
近々
(
きん/\
)
高野山に素晴しく大きな英霊塔を建立する考へださうだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
々
3画
“近”で始まる語句
近
近所
近江
近頃
近寄
近習
近衛
近傍
近郷
近眼