“相成”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいなり30.0%
あいな26.7%
あひな26.7%
あひなり10.0%
あひなら1.7%
あひなる1.7%
あいなら1.7%
さがしげ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべて嘘というものは一、二度はけれど、たびたび詠まれては面白き嘘も面白からず相成あいなり申候。まして面白からぬ嘘はいうまでもなく候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
金博士は、このごろアルコールに不自由をしている上に、金にも困っていると見え、さてこそ極限歎息きょくげんたんそく次第しだい相成あいなったらしい。
御募おつのりに相成あひなり、即ち御召に応じ上京仕り、是迄滞在仕り候へども、市中見廻りの為に御募りに相成り候儀には御座なく候と存じ奉り候
今晩こんばんやど連參つれまゐれと申されければ幸藏はおせん與惣次に向ひ願の趣きお取上に相成あひなりたれば今宵おとまり御本陣迄ごほんぢんまでまかり出よとおき乘輿のりもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
無理むりに申させても取上には相成あひならぬぞ其源次郎と申はナ細川の家來けらいにて井戸源次郎と云者新吉原の三浦屋四郎左衞門かゝへの遊女いうぢようつせみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御咎おとがめもなく却て御目見めみえ仰付おほせつけられし事冥加みやうが至極しごく有難き仕合しあはせなり方ぢやう樣へ御願ひと申すは別儀べつぎにあらず私し主人儀無實の罪におちいり近々御所置に相成あひなるに付何卒御ころもの袖を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
浪「いよ/\御勘弁相成あいならんとあれば止むを得ざる事で、表へ出てお相手になろう」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
相摸さがみさがという字に楠正成くすのきまさしげしげという字だが、相成さがしげじゃア分らねえし、又きもじさまとア誰の名だか、それから、えゝと……あしからかす/\おんかんにん被下度候……何だか読めねえ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)