トップ
>
相成
>
あひな
ふりがな文庫
“
相成
(
あひな
)” の例文
御募
(
おつのりに
)
相成
(
あひな
)
り、即ち御召に応じ上京仕り、是迄滞在仕り候へども、市中見廻りの為に御募りに相成り候儀には御座なく候と存じ奉り候
大衆維新史読本:07 池田屋襲撃
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
かくて
互
(
たが
)
ひに
衝
(
つ
)
いつ
撃
(
う
)
っつの
折
(
をり
)
から、おひ/\
多人數
(
たにんず
)
馳加
(
はせくは
)
はり、
左右
(
さいふ
)
に
別
(
わか
)
れて
戰
(
たゝか
)
ふ
處
(
ところ
)
へ、
領主
(
との
)
が
見
(
み
)
えさせられ、
左右
(
さう
)
なく
引別
(
ひきわけ
)
と
相成
(
あひな
)
りました。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
此度
(
このたび
)
英照皇太后陛下
(
えいせうくわうたいごうへいか
)
の
御大喪
(
ごたいさう
)
に
就
(
つ
)
きましては、
日本国中
(
にほんこくぢう
)
の
人民
(
じんみん
)
は
何社
(
なにしや
)
でも、
総代
(
そうだい
)
として一
名
(
めい
)
づゝ
御拝観
(
ごはいかん
)
の
為
(
た
)
めに
京都
(
きやうと
)
へ出す事に
相成
(
あひな
)
りました。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御用
(
ごよう
)
の
趣
(
おもむき
)
餘
(
よ
)
の
儀
(
ぎ
)
にあらず、
其方達
(
そのはうたち
)
も
豫
(
かね
)
て
存
(
ぞん
)
ずる
如
(
ごと
)
く
豆州
(
づしう
)
御勝手許
(
おかつてもと
)
不如意
(
ふによい
)
につき、
此度
(
このたび
)
御改革
(
ごかいかく
)
相成
(
あひな
)
る
奉行
(
ぶぎやう
)
の
儀
(
ぎ
)
、
我等
(
われら
)
相談
(
さうだん
)
の
上
(
うへ
)
にて、
杢
(
もく
)
汝
(
なんぢ
)
に
申付
(
まをしつ
)
くるぞ
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御主意
(
ごしゆい
)
御尤
(
ごもつとも
)
に
候
(
さふらふ
)
。
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
唱歌
(
しやうか
)
は
思
(
おも
)
ひ
止
(
と
)
まり
候
(
さふらふ
)
。
淺
(
あさ
)
ましい
哉
(
かな
)
。
教室
(
けうしつ
)
に
慣
(
な
)
れ
候
(
さふらふ
)
に
從
(
した
)
がつて
心
(
こゝろ
)
よりも
形
(
かたち
)
を
教
(
をし
)
へたく
相成
(
あひな
)
る
傾
(
かたむ
)
き
有之
(
これあり
)
、
以後
(
いご
)
も
御注意
(
ごちゆうい
)
願上候
(
ねがひあげさふらふ
)
。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
いろ/\の抱負もさる事ながら、
一人前
(
ひとりまへ
)
に自分の口を
糊
(
のり
)
することが先決問題かと
被存候
(
ぞんぜられさふらふ
)
。この頃つく/″\その様な事を考へるやうに
相成
(
あひな
)
り
候
(
さふらふ
)
。(後略)
新らしき祖先
(新字旧仮名)
/
相馬泰三
(著)
「外国ならどこへも出掛けたくありません。
相成
(
あひな
)
るべくなら、東京の支店で勤めさせていたゞきたいものです。」
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
何と就かずに段々
言延
(
いひのば
)
して御座いましたのを、
決然
(
いよいよ
)
どうかと云ふ
手詰
(
てづめ
)
の
談
(
はなし
)
に
相成
(
あひな
)
りましたので。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
暮
(
くら
)
し
兼
(
かね
)
候ゆゑ妹の民こと番頭久兵衞の世話に
相成
(
あひな
)
り右にて今日を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
しか
)
るに
当今
(
たうこん
)
に
至
(
いた
)
つては
寄席商売
(
よせしようばい
)
と
云
(
い
)
ふものが
大層
(
たいそう
)
殖
(
ふ
)
えて、
斯様
(
かやう
)
に
隆盛
(
りゆうせい
)
に
相成
(
あひな
)
つたのでござります。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
君
(
きみ
)
學問
(
がくもん
)
の
道
(
みち
)
に
寢食
(
しんしよく
)
を
忘
(
わす
)
れ
給
(
たま
)
ふは、
至極
(
しごく
)
結構
(
けつこう
)
の
儀
(
ぎ
)
にて、とやかく
申上
(
まをしあ
)
げむ
言
(
ことば
)
もなく
候
(
さふら
)
へども
又
(
ま
)
た
御心遣
(
おんこゝろやり
)
の
術
(
すべ
)
も
候
(
さふら
)
はでは、
餘
(
あま
)
りに
御氣
(
おき
)
の
詰
(
つま
)
りて
千金
(
せんきん
)
の
御身
(
おんみ
)
にさはりとも
相成
(
あひな
)
らむ。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
領主
此
(
この
)
書面
(
しょめん
)
にて
僧
(
そう
)
が
申條
(
まうしでう
)
の
證
(
あかり
)
は
立
(
た
)
ったり、
情事
(
じゃうじ
)
の
顛末
(
てんまつ
)
、
女
(
をんな
)
が
死去
(
しきょ
)
の
報告
(
しらせ
)
また
貧窮
(
ひんきう
)
なる
藥種屋
(
やくしゅや
)
より
毒藥
(
どくやく
)
を
買求
(
かひもと
)
めてそれを
持參
(
じさん
)
し、
此處
(
これ
)
なる
女
(
をんな
)
の
墓
(
はか
)
の
中
(
なか
)
にて
自殺
(
じさつ
)
なさん
底意
(
そこい
)
まで、
明白
(
めいはく
)
と
相成
(
あひな
)
ったわ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
左京太夫
頼淳
(
よりあつ
)
と號して從四位
少將
(
せうしやう
)
に任じて
家督
(
かとく
)
とし
主税頭
(
ちからのかみ
)
信房卿は是より本家
相續
(
さうぞく
)
に
相成
(
あひな
)
り紀州和歌山にて五十五萬五千石の
主
(
ぬし
)
とは
成
(
なり
)
玉へり
舍兄
(
しやけい
)
綱教卿は
忌服
(
きふく
)
十二月
朔日
(
ついたち
)
に明け
翌
(
よく
)
二日從三位
中納言
(
ちうなごん
)
に任ぜられ給ひけり。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
又
(
また
)
平仄
(
ひやうそく
)
が
合
(
あ
)
ひませんければなりません、どうも
斯様
(
かやう
)
なものを詩だといつてお持ち
遊
(
あそ
)
ばすと、
上
(
かみ
)
の
御恥辱
(
ごちじよく
)
に
相成
(
あひな
)
ります事ゆゑに、
是
(
これ
)
はお
留
(
とゞ
)
まり
遊
(
あそ
)
ばした
方
(
はう
)
が
宜
(
よろ
)
しうございませう。
詩好の王様と棒縛の旅人
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
せめては
狩衣
(
かりぎぬ
)
か、
相成
(
あひな
)
るべくは、
緋縅
(
ひをどし
)
の
鎧
(
よろひ
)
……と
気
(
き
)
がつくと、
暑中伺
(
しよちううかゞ
)
ひに
到来
(
たうらい
)
の
染浴衣
(
そめゆかた
)
に、
羽織
(
はおり
)
も
着
(
き
)
ず、
貝
(
かひ
)
の
口
(
くち
)
も
横
(
よこ
)
つちよに
駕籠
(
かご
)
すれして、もの
欲
(
ほ
)
しさうに
白足袋
(
しろたび
)
を
穿
(
は
)
いた
奴
(
やつ
)
が
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
相續
(
さうぞく
)
する
筈
(
はず
)
なれば
首尾
(
しゆび
)
よく右等の事の
相濟
(
あひすみ
)
し上は
呼迎
(
よびむか
)
へて妾となすべし
夫迄
(
それまで
)
は其方の
了簡
(
れうけん
)
にて深く
愼
(
つゝし
)
み
猥
(
みだり
)
に
口外
(
こうぐわい
)
致すべからず
併
(
しかし
)
五
月
(
つき
)
にも
相成
(
あひな
)
る上は
奉公
(
ほうこう
)
も太儀なるべし其方は
病氣
(
びやうき
)
と
披露
(
ひろう
)
し一先宿へ
下
(
さが
)
り母の
許
(
もと
)
にて予が
出世
(
しゆつせ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
處
(
ところ
)
で
發頭人
(
ほつとうにん
)
の
手前
(
てまへ
)
、
出來
(
でき
)
ませぬまでも、
皮切
(
かはきり
)
をいたしませぬと
相成
(
あひな
)
りませんので。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
成程
(
なるほど
)
先刻
(
さつき
)
も
薬師
(
やくし
)
さまで見ましたが、
薬師
(
やくし
)
さまより
観音
(
くわんおん
)
さまの
方
(
はう
)
が
工面
(
くめん
)
が
宜
(
い
)
いと見えてお
賽銭箱
(
さいせんばこ
)
が大きい……
南無大慈大悲
(
なむだいじだいひ
)
の
観世音菩薩
(
くわんぜおんぼさつ
)
、
今日
(
こんにち
)
図
(
はか
)
らず
両眼
(
りやうがん
)
明
(
あきら
)
かに
相成
(
あひな
)
りましてございます
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
誠にどうもお
仕立
(
したて
)
と
申
(
まう
)
し、お
落着
(
おちつき
)
のある
流石
(
さすが
)
は
松花堂
(
しようくわだう
)
はまた別でございます、あゝ
結構
(
けつこう
)
な
御品
(
おしな
)
で、
斯様
(
かやう
)
なお
道具
(
だうぐ
)
を
拝見
(
はいけん
)
致
(
いた
)
すのは
私共
(
わたくしども
)
の
眼
(
め
)
の
修業
(
しゆげふ
)
に
相成
(
あひな
)
りますと
云
(
い
)
つて、
身
(
み
)
を
卑下
(
ひげ
)
するんだ。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
處
(
ところ
)
で
發頭人
(
ほつとうにん
)
の
手前
(
てまへ
)
、
出來
(
でき
)
ませぬまでも
皮切
(
かはきり
)
をいたしませぬと
相成
(
あひな
)
りません。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
萱門
(
かやもん
)
を
押破
(
おしやぶ
)
つて
散々
(
さん/″\
)
に
下草
(
したくさ
)
をお
暴
(
あら
)
しになりました
所
(
とこ
)
の
御胆力
(
ごたんりき
)
、どうも誠に
恐入
(
おそれい
)
りました事で、
今日
(
こんにち
)
の
御入来
(
ごじゆらい
)
は
何
(
なん
)
とも
何
(
ど
)
うも
実
(
じつ
)
に
有難
(
ありがた
)
い
事
(
こと
)
で、
大
(
おほ
)
きに
身
(
み
)
の
誉
(
ほま
)
れに
相成
(
あひな
)
ります、
何卒
(
どうぞ
)
速
(
すみや
)
かに
此方
(
これ
)
へ/\。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“相成”で始まる語句
相成候
相成度
相成申
相成不申
相成樣
相成難
相成候上
相成可申
相成居候
相成申候