“豆州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずしゅう81.8%
づしう18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかなる秘策やある?——ふたたび豆州ずしゅう家のお下屋敷目ざして息づえあげさせました——雪はもとより降りつづいて、文字どおりの銀世界。
船大工の寅吉、これは豆州ずしゅう戸田の人で、姓を上田と言い、その頃、日本でただ一人と言ってもよろしい、西洋型船大工の名棟梁めいとうりょうでありました。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
御用ごようおもむきにあらず、其方達そのはうたちかねぞんずるごと豆州づしう御勝手許おかつてもと不如意ふによいにつき、此度このたび御改革ごかいかく相成あひな奉行ぶぎやう我等われら相談さうだんうへにて、もくなんぢ申付まをしつくるぞ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宥められ豆州づしう八丈島へ流罪ながされ存命ぞんめいせしも長庵の大罪に處せられけるも善惡ぜんあく應報おうはうの然らしむる所にしてあへめづらしからず
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)