“ずしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
豆州100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京付近では房州ぼうしゅう〔千葉県の南部〕、相州そうしゅう〔神奈川県〕、豆州ずしゅう〔伊豆半島と伊豆七島〕へ行けば得られる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
これはもとより精神作用だが、豆州ずしゅう修善寺の御伺おうかがいの石もその一例である。修善寺には源頼家みなもとのよりいえの墓があって、その上石うわいしが一般に人の吉凶禍福をぼくすることになっている。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
これより先、愚僧はかの百両の大金、豆州ずしゅうの湯治場を遊び廻り候ても、わずか拾両とは使ひ申さず。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)