“申付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうしつ40.0%
もうしつけ20.0%
まをしつ10.0%
まをしつけ10.0%
まうしつけ10.0%
もうしつく10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れから脇屋を捕まえると同時に家捜やさがしをして、そうしてそのまま当人は伝馬町に入牢にゅうろう申付もうしつけられ、何かタワイもない吟味ぎんみの末、牢中で切腹を申付られた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「……ハイ……あのう……主人の申付もうしつけで御座いまして……」
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
御用ごようおもむきにあらず、其方達そのはうたちかねぞんずるごと豆州づしう御勝手許おかつてもと不如意ふによいにつき、此度このたび御改革ごかいかく相成あひな奉行ぶぎやう我等われら相談さうだんうへにて、もくなんぢ申付まをしつくるぞ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
成程なるほど自分の役柄は拙者せつしやも心得てをります。しかかしら遠藤殿の申付まをしつけであつて見れば、たと生駒山いこまやまを越してでも出張せんではなりますまい。御覧のとほり拙者は打支度うちしたくをいたしてをります。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
松源まつげん伊予紋いよもん申付まうしつけます、おや御両人様おふたりさんからお年玉としだま有難ありがたうございます、只今たゞいますぐに、わたし元日ぐわんじつからふく/\です事よ。としたりてく。
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
不届ノいたり、殊ニ其方共ノうったえヨリ、大勢無罪ノモノまで入牢イタシ、御詮議ニ相成リ、其上無名ノ捨訴状すてそじょう捨文すてぶみ有之これあり、右したため方全ク其方共ノ仕業しわざニ相聞エ、重科じゅうかノ者ニ付死罪申付もうしつくベキ者ニ候ところ大弐だいに
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)