“此度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このたび50.6%
こんど40.4%
こたび5.6%
こんだ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其方儀そのほうぎ先達さきだっながいとま差遣さしつかわし候処そうろうところ以後心掛も宜しくよっ此度このたび新地しんち二百石に召し返され馬廻り役被仰付候旨おおせつけられそうろうむね被仰出候事おおせいだされそうろうこと 重 役 判
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まさかとは思うものの、何だか奥歯に物のはさまっているような心持がして、此度こんどはわたくしの方が空の方へでも顔を外向そむけたくなった。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
... われを射んとしたりしかど。此度こたびもその矢われには当らず、肩のあたりをかすらして、後の木根きのねに立ちしのみ」ト。聞くに聴水は歯を咬切くいしば
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
私はまた親睦会というから大方演じゅつ会のようなたちのもんかしらとおもったら、なアにやっぱりしんの好い寄席よせだネ。此度こんだ文さんも往ッて御覧な、木戸は五十銭だヨ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)