“差遣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしつか41.2%
さしつかわ29.4%
さけん23.5%
さしつかは5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其方儀そのほうぎ先達さきだっながいとま差遣さしつかわし候処そうろうところ以後心掛も宜しくよっ此度このたび新地しんち二百石に召し返され馬廻り役被仰付候旨おおせつけられそうろうむね被仰出候事おおせいだされそうろうこと 重 役 判
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
皇儲こうちょ石本陸相の身体を懸念あらせられ、おか侍医を差遣さしつかわせさせ給うと聞き、岡の診察するに先だちて会見せんと岡に申し遣るとあり、四日には、官邸に行き
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
孔生は朝廷から差遣さけんせられて地方を巡察する直指ちょくしさかろうたがために官をめさせられたが、いろいろのことに妨げられてかえることができなかった。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
我意がいまかながいとま差遣さしつかはし藤五郎藤三郎の中を嫡子ちやくし相立あひたつべきの處に左はなくしておのれが實子じつしたるすけ五郎を以て嫡子ちやくしに立養父平助の遺言ゆゐごんやぶりしのみならず惡意あくいおこし藤五郎藤三郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)