“寄席”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よせ96.1%
よせせき1.3%
せき0.6%
キャヴァレ0.6%
テアトル・デ・ヴァリエテ0.6%
ミユジツク・ホール0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むすこのSちゃんに連れられては京橋きょうばし近い東裏通りの寄席よせへ行った。暑いころの昼席だと聴衆はほんの四五人ぐらいのこともあった。
銀座アルプス (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
穿うがち作れる妙案にて喜怒哀楽の其の内に自ずと含む勧懲の深き趣向を寄席よせせきへ通いつゞけて始めから終りを全く聞きはつることのいと/\れなるべければ其の顛末もとすえ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今日こんにちより怪談のお話を申上げまするが、怪談ばなしと申すは近来大きにすたりまして、余り寄席せきで致す者もございません、と申すものは、幽霊と云うものは無い
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
寄席キャヴァレ口上役コムメエルのような、うっとりするほど派手な着物を着たこの家の若後家が、敷布と水瓶を持って、二人の前にまかり出た時の仁義によれば、この部屋は、かつて翰林院学士エピナックそれがしが、この島
「いやまったく、あいつは小男さ。そりゃあ寄席テアトル・デ・ヴァリエテのほうが向くだろうよ」
寄席ミユジツク・ホールあたりではとつくにやつてゐることである。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)