“顛末”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんまつ97.0%
もとすゑ1.5%
いきさつ0.5%
はなし0.5%
もとすえ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と——まことに奇怪、検挙事実は歴然として人々の口に伝わっているのに、公儀お調べ書にはその顛末てんまつが記録されてなかったのです。
マンチュアにちっしてゐやるあひだに、わしがをり二人ふたり内祝言ないしうげん顛末もとすゑおほやけにし、兩家りゃうけ確執かくしつ調停てうていし、御領主ごりゃうしゅゆるしひ、やがてそなた呼返よびかへすことにせう
何しろわしの話の顛末いきさつは、余り不思議なので、わしが其事件に現在関係してゐたとは自分ながらわしにも殆ど信じる事が出来ぬ。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
「今の顛末はなしというのを聞かしてくださいな」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
穿うがち作れる妙案にて喜怒哀楽の其の内に自ずと含む勧懲の深き趣向を寄席よせせきへ通いつゞけて始めから終りを全く聞きはつることのいと/\れなるべければ其の顛末もとすえ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)