“もとすゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モトスヱ
語句割合
本末63.6%
顛末27.3%
元末9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんに因果とでもいふものか私が身位かなしい者はあるまいと思ひますとて潜然さめざめとするに、珍らしい事陰気のはなしを聞かせられる、慰めたいにも本末もとすゑをしらぬからはうがつかぬ
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
媼は聞きて、我を僧とすべしといふこゝろぞ、とは心得たりと覺えられき。されど當時は、我等悉く媼が詞の顛末もとすゑすること能はざりき。媼のいふやう。あらず。
見廻し拔放ぬきはな元末もとすゑ倩々つく/″\ながめ是ぞ此身のえてつゆ白刄しらはと成けるが義理ぎりある養父やうふ忠々敷まめ/\しきの久八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)