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本末
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もとすゑ
ふりがな文庫
“
本末
(
もとすゑ
)” の例文
ことに井沢は
四四
弓の
本末
(
もとすゑ
)
をもしりたる人の
流
(
すゑ
)
にて、
四五
掟ある家と聞けば、今
否
(
いな
)
むとも
承
(
うけが
)
はじ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
ほんに因果とでもいふものか私が身位かなしい者はあるまいと思ひますとて
潜然
(
さめざめ
)
とするに、珍らしい事陰気のはなしを聞かせられる、慰めたいにも
本末
(
もとすゑ
)
をしらぬから
方
(
はう
)
がつかぬ
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
けれども自分には何うしても切炭の
本末
(
もとすゑ
)
が分らなかつた。
父の婚礼
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
山かげの
懸樋
(
かけひ
)
の
縁
(
へり
)
の
紐氷柱
(
ひもつらら
)
本末
(
もとすゑ
)
ほそうなりにけるかも
篁
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
只今
暇
(
いとま
)
給はらば、
三六六
娘子
(
をとめ
)
の命も
恙
(
つつが
)
なくおはすべしといふを、庄司
更
(
さら
)
に
肯
(
う
)
けず、我
三六七
弓の
本末
(
もとすゑ
)
をもしりながら、かく
三六八
いひがひなからんは、
大宅
(
おほや
)
の人々のおぼす心もはづかし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
珍らしい事陰氣のはなしを聞かせられる、慰めたいにも
本末
(
もとすゑ
)
をしらぬから方がつかぬ、夢に見てくれるほど實があらば奧樣にしてくれろ位いひそうな物だに根つからお聲がかりも無いは何ういふ物だ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
山かげの
懸樋
(
かけひ
)
の
縁
(
へり
)
の
紐氷柱
(
ひもつらら
)
本末
(
もとすゑ
)
ほそうなりにけるかも
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
珍
(
めづ
)
らしい
事
(
こと
)
陰氣
(
いんき
)
のはなしを
聞
(
き
)
かせられる、
慰
(
なぐさ
)
めたいにも
本末
(
もとすゑ
)
をしらぬから
方
(
はう
)
がつかぬ、
夢
(
ゆめ
)
に
見
(
み
)
てくれるほど
實
(
じつ
)
があらば
奧樣
(
おくさま
)
にしてくれろ
位
(
ぐらい
)
いひそうな
物
(
もの
)
だに
根
(
ね
)
つからお
聲
(
こゑ
)
がゝりも
無
(
な
)
いは
何
(
ど
)
ういふ
物
(
もの
)
だ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“本末”の意味
《名詞》
本末(ほんまつ)
もとと末端。はじめとおわり。
重要なことと些末なこと。
本寺と末寺。
(出典:Wiktionary)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“本末”で始まる語句
本末転倒
本末顛倒