“大宅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおや33.3%
おほや16.7%
おおやけ16.7%
おほやけ16.7%
オホヤケ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「チチーン、シャン、チチチ、チチチン。(鼓の口真似)ポン、ポン、大宅おおやの太郎は目をさまし……ぼんやりしないでさ。」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いつの時代ときよなりけん。紀の国三輪が崎に、大宅おほやの竹助といふ人在りけり。此の人海のさちありて、海郎あまどもあまた養ひ、はたひろき物をつくしてすなどり、家豊かに暮しける。
兄のアメオシタラシ彦の命は・春日の臣・大宅おおやけの臣・粟田の臣・小野の臣・柿本の臣・壹比韋いちひいの臣・大坂の臣・阿那の臣・多紀たきの臣・羽栗の臣・知多の臣・牟耶むざの臣・都怒つの山の臣・伊勢の飯高の君・壹師の君・近つ淡海の國の造の祖先です。
また宗賀の稻目いなめの宿禰の大臣が女、岐多斯きたし比賣に娶ひて、生みませる御子、橘の豐日の命、次に妹石坰いはくまの王、次に足取あとりの王、次に豐御氣炊屋とよみけかしぎや比賣の命、次にまた麻呂古の王、次に大宅おほやけの王
石上イスノカミ 布留を過ぎて、薦枕コモマクラ 高橋過ぎ、物さはに 大宅オホヤケ過ぎ、春日ハルヒの 春日カスガを過ぎ、つまごもる 小佐保ヲサホを過ぎ
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)