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鰭
ふりがな文庫
“鰭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひれ
92.4%
はた
3.8%
ハタ
1.5%
うろこ
0.8%
えら
0.8%
びれ
0.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひれ
(逆引き)
「来てよ、鯨狼がとび出ちゃったよオ」と、おのぶサンがあわててどなる間に、
鰭
(
ひれ
)
でヨチヨチとゆきながら大分な距離になっている。
人外魔境:08 遊魂境
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
鰭(ひれ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
はた
(逆引き)
かれ
火照
(
ほでり
)
の命は、
海佐知
(
うみさち
)
毘古
一
として、
鰭
(
はた
)
の廣物鰭の
狹
(
さ
)
物を取り、
火遠理
(
ほをり
)
の命は
山佐知
(
やまさち
)
毘古として、毛の
麤
(
あら
)
物毛の
柔
(
にこ
)
物
二
を取りたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
鰭(はた)の例文をもっと
(5作品)
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ハタ
(逆引き)
鰭
(
ハタ
)
の
広物
(
ヒロモノ
)
・
鰭
(
ハタ
)
の
狭物
(
サモノ
)
・沖の藻葉・
辺
(
ヘ
)
の藻葉、尽しても尽きぬわたつみの国は、常世と言ふにふさはしい富みの国土である。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
鰭(ハタ)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
うろこ
(逆引き)
鮎を
釣
(
か
)
けてゐるのであらう、編笠を冠つた背の高い男が、腰まで水に
浸
(
つか
)
つて頻りに竿を動かしてゐる。
種鮎
(
たねあゆ
)
か、それとも
釣
(
かか
)
つたのか、ヒラリと銀色の
鰭
(
うろこ
)
が波間に躍つた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
鰭(うろこ)の例文をもっと
(1作品)
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えら
(逆引き)
背及び腹に
鰭
(
えら
)
のようなものが附いている。魚の形と見られぬこともないが、より多く涙が結晶した形と見る方が生きて眼に映る石の形であった。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
鰭(えら)の例文をもっと
(1作品)
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びれ
(逆引き)
したがって、全体の形が、何かの
冠
(
かんむり
)
か、片輪
鰭
(
びれ
)
みたいに思われるのである。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
鰭(びれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“鰭”の解説
ひれ(鰭)は、主に魚類などの脊椎動物が持つ、水中で動かし水をかいたり水流を制御したりすることによって、主として身体姿勢を制御することに使用する運動器である。体から薄膜状に突出する。その内部に骨や軟骨による支えがある場合が多い。
種によっては、水底の歩行、威嚇、子育てのために卵へ酸素を多く含んだ水を送るためにも使われることがあるが稀である。
(出典:Wikipedia)
鰭
漢検準1級
部首:⿂
21画
“鰭”を含む語句
尾鰭
鰭伏
小鰭
鰭袖
背鰭
鰭爪
河鰭
河鰭氏
油鰭
総鰭魚類
胸鰭
脊鰭
鰭ヶ崎
鰭伏々々
鰭状
鰭酒
“鰭”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
南方熊楠
泉鏡花
島木健作
北原白秋
泉鏡太郎
井上円了
中島敦
大阪圭吉
小島烏水