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背鰭
ふりがな文庫
“背鰭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せびれ
75.0%
せひれ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せびれ
(逆引き)
胴腹に合衆国の略語をつけた大きな
鮭
(
サモン
)
が、
背鰭
(
せびれ
)
をそよがせながら河の浅瀬をのぼってゆくのを見ると、おや、狐にでもつままれたかと、誰しも一応はびっくりするのである。
南部の鼻曲り
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
岩がちの海岸からところどころに魚の
背鰭
(
せびれ
)
のやうにぎざぎざな岩礁が沖のはうまでつきでて、道を堰かれた波が海坊主の頭みたいに円くもりあがつてはさつと砕けてしぶきを飛ばす。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
背鰭(せびれ)の例文をもっと
(3作品)
見る
せひれ
(逆引き)
妖婦の様に隈取った、大きな目、突き出た脣、そして、
背鰭
(
せひれ
)
の一本が、戦国時代の武将の
甲
(
かぶと
)
の飾り物に似て、目覚ましく伸びているのです。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
背鰭(せひれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“背鰭(背びれ)”の解説
背びれ(せびれ、背鰭)は魚、クジラ、イルカなどの水生動物の背側に付いているひれである。
背びれの主な機能は、回転を防止して水中での運動を安定させることと、急激な方向転換の際の手助けをすることである。中には敵から自分の身を守るために、鋭利なとげ状の背びれや、毒を持った背びれを発達させた種類もいる。多くのナマズは背びれを伸ばして、捕食者の気をそぐのに用いる。
背びれの形や大きさはさまざまである。
(出典:Wikipedia)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
鰭
漢検準1級
部首:⿂
21画
“背”で始まる語句
背後
背
背負
背中
背丈
背戸
背嚢
背向
背景
背馳
“背鰭”のふりがなが多い著者
中勘助
室生犀星
久生十蘭
江戸川乱歩