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背鰭
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せびれ
ふりがな文庫
“
背鰭
(
せびれ
)” の例文
胴腹に合衆国の略語をつけた大きな
鮭
(
サモン
)
が、
背鰭
(
せびれ
)
をそよがせながら河の浅瀬をのぼってゆくのを見ると、おや、狐にでもつままれたかと、誰しも一応はびっくりするのである。
南部の鼻曲り
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
岩がちの海岸からところどころに魚の
背鰭
(
せびれ
)
のやうにぎざぎざな岩礁が沖のはうまでつきでて、道を堰かれた波が海坊主の頭みたいに円くもりあがつてはさつと砕けてしぶきを飛ばす。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
再び
背鰭
(
せびれ
)
を立てようとして焦っても、その事はもう為し得なかったのである。
蜜のあわれ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
“背鰭(背びれ)”の解説
背びれ(せびれ、背鰭)は魚、クジラ、イルカなどの水生動物の背側に付いているひれである。
背びれの主な機能は、回転を防止して水中での運動を安定させることと、急激な方向転換の際の手助けをすることである。中には敵から自分の身を守るために、鋭利なとげ状の背びれや、毒を持った背びれを発達させた種類もいる。多くのナマズは背びれを伸ばして、捕食者の気をそぐのに用いる。
背びれの形や大きさはさまざまである。
(出典:Wikipedia)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
鰭
漢検準1級
部首:⿂
21画
“背”で始まる語句
背後
背
背負
背中
背丈
背戸
背嚢
背向
背景
背馳