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鰭爪
ふりがな文庫
“鰭爪”の読み方と例文
読み方
割合
ひづめ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひづめ
(逆引き)
その一本のふくら
脛
(
はぎ
)
の膝から下に、むくむくと犬だか猫だか浅間しい毛が生えて、まだ女のままの
指尖
(
ゆびさき
)
が
獣
(
けもの
)
の
鰭爪
(
ひづめ
)
に
屈
(
かが
)
まって縮んでいる。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
奮
(
はず
)
み行く馬の
危
(
あやう
)
く
鰭爪
(
ひづめ
)
に懸けんとしたりしを、馭者は辛うじて手綱を控え、冷汗
掻
(
か
)
きたる腹立紛れに、鞭を
揮
(
ふる
)
いて
叱咤
(
しった
)
せり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ヒイイン! しっ、どうどうどうと背戸を
廻
(
まわ
)
る
鰭爪
(
ひづめ
)
の音が
縁
(
えん
)
へ
響
(
ひび
)
いて
親仁
(
おやじ
)
は一頭の馬を門前へ引き出した。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鰭爪(ひづめ)の例文をもっと
(6作品)
見る
鰭
漢検準1級
部首:⿂
21画
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
“鰭”で始まる語句
鰭
鰭伏
鰭袖
鰭状
鰭酒
鰭ヶ崎
鰭伏々々