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鰭伏
読み方 | 割合 |
ひれふし | 33.3% |
ひれふす | 33.3% |
ひれふせ | 33.3% |
得ず名乘出しなり因て下死人は此三五郎めに
聊も違ひ御座らぬと白洲に
鰭伏少しも動かねば役人は
勿論村役人共持餘し叱りつ
宥めつ漸々に白洲を
兩人ハツと
鰭伏時彌兵衞は吉原驛の役人を呼
那なる兩人の者共
今宵御吟味の
筋有之に付其方共に
屹度預る間願人共を
堪へし
昨日の始末
嘸や
嘸六右衞門殿には
不審しく思はれけん久八は私の爲には命の
親共
言べき樣なる
恩人なり是非
足下の身の立樣にする程に
暫しの内
勘辨して何ぞ
耐へて下されと久八が前に
鰭伏ば久八は涙を