白蟻しろあり
かようなことを、作者として、口にすべきではないであろうが、自分が書いた幾つかのなかでも、やはり好きなものと、嫌いなものとの別が、あるのは否まれぬと思う。わけても、この「白蟻」は、巧拙はともかく、私としては、愛惜措く能わざる一つなのである。私 …
作品に特徴的な語句
ひらめ ゆる ぐる マス はげし 倦怠けだるさ たけ つな しばた 容色みめかたち 決定けじめ 執念しぶとさ そば うっ 徐々だんだん もてあ かた 玩具ジュウジュウ 燦爛プントハイト 執念しぶと はず びれ いじ 微温ぬく はしがき 詭計からくり 焦躁いらだ みご 退すさ 習慣しきたり さん 恍惚うっと ぎょう かたわら ほぐ ざい 空隙あいだ 周囲ぐるり きらめ 長短ロング・コンド・ショット 掠奪ひった 白斑なます 抑揚アクセント いさか いか いた おり しめ 節奏リトムス なま 醜怪グロテスク しずく おびや さす もぎ 曙光しょっこう 悔恨くい 結論けり オレンジ しつら 試練テスト 幾何きか 谿間たにあい かご 豊頬ふくらじし 水際みぎわ あね わな 道程みちすじ 鉄漿はぐろ 咽喉いんこう おん あま ほのめ もく ひら くすぶ 微笑ほほえみ 布片ぬのきれ つむ 差別けじめ 矜恃ほこり 余映よば 残滓かす 蜂窩はちす 血塊ちだま 冷々ひえびえ