“詭計”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きけい66.1%
トリック12.9%
トリツク8.1%
3.2%
からくり1.6%
たくみ1.6%
たくらみ1.6%
たばか1.6%
たばかり1.6%
オコワ1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“詭計”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩14.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語3.8%
文学 > 文学 > 文学理論 作法2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「さては、昨夜の山伏の詭計きけいだったか。浅ましくもまた、卑劣な賊めら。人を見損のうて、可惜あたら一命をむだにするな」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幾度か、他州の兵に襲われ、幾度か追手の詭計きけいに墜ちかかり、百難をこえ、ようやくにして代州の五台山下までたどりついた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんな暢気のんきなことを言うのでした。どんな巧妙な詭計トリックも時の力の前には崩壊することを平次は知っていたのです。
兎も角、志津子夫人は、すこしばかりの詭計トリックを用いて、いよいよこの忌わしい『人形の家』をけ出す気になったのです。
そんな暢氣のんきなことを言ふのでした。どんな巧妙な詭計トリツクも時の力の前には崩壞することを平次は知つてゐたのです。
それから十日ばかり、お關の初七日も過ぎて、平次はツイこの不思議な詭計トリツクのからんだ事件を忘れかけてゐると、
それが詭計だよ。往きは渡船わたしで行つて、歸りに知合の船頭に頼んで船に乘せて貰つたと言ふのが可怪しいと思はなかつたかい。
それが詭計だよ。往きは渡船わたしで行って、帰りに知合の船頭に頼んで船に乗せて貰ったと言うのが可怪おかしいと思わなかったかい。
それゆえ私が、どんなにか、探偵小説的な詭計からくりを作り、またどんなにか、怒号したにしても、あの音色ねいろだけは、けっして殺害されることはないと信じている。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
かしこにアキルレのためにいまなほデイダーミアを歎くにいたらしめし詭計たくみをうれへ、またかしこにパルラーディオの罰をうく 六一—六三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我おもへらく、彼等は我等のために嘲られてその怨み必ず大ならんとおもはるゝばかりのそこなひをうけ詭計たくらみにかゝるにいたれるなり 一三—一五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
巨浪おほなみゆすりて詭計たばかりけりな
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
エセックスが読むと、「血を流すものと、詭計たばかり多きものとは、生きておのが日の半ばにもいたらざるべし」とある。
現代尚屡、行はれる歯痛のまじなひで、「此豆に芽の出るまでは、歯の虫封じを約束しました」と言つた風の言ひ方で、煎り豆を土に埋める様な風習も、単に神を所謂詭計オコワにかける訣でなかつた。