トップ
>
詭計
>
トリツク
ふりがな文庫
“
詭計
(
トリツク
)” の例文
そんな
暢氣
(
のんき
)
なことを言ふのでした。どんな巧妙な
詭計
(
トリツク
)
も時の力の前には崩壞することを平次は知つてゐたのです。
銭形平次捕物控:129 お吉お雪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それから十日ばかり、お關の初七日も過ぎて、平次はツイこの不思議な
詭計
(
トリツク
)
のからんだ事件を忘れかけてゐると
銭形平次捕物控:158 風呂場の秘密
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
女體の額の夜光石がギヤマンの僞物だと、
堺
(
さかひ
)
の皆吉が言つたのは、平次に智慧をつけられた、皆吉がでつちあげた
詭計
(
トリツク
)
でしたが、お蔭で女體の夜光石は無事に戻つたわけです。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
錢形平次の捕物の中にも、百に一つは斯う言つた全く
詭計
(
トリツク
)
のない物語がありました。
銭形平次捕物控:183 盗まれた十手
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
序
(
ついで
)
にもう一つの入口も見廻り、念には念を入れて、曲者の細工や
詭計
(
トリツク
)
を封じました。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
牡丹刷毛
(
ぼたんばけ
)
まで使つたあの
詭計
(
トリツク
)
は、戀の冒險にしても、なかなかに
鮮
(
あざ
)
やかです。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“詭計”の意味
《名詞》
人を騙して陥れるための計略。
(出典:Wiktionary)
詭
漢検1級
部首:⾔
13画
計
常用漢字
小2
部首:⾔
9画
“詭計”で始まる語句
詭計偽善