“暢氣”の読み方と例文
新字:暢気
読み方割合
のんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「馬鹿ツ、そんな暢氣のんきな話ぢやねえ。いつぞやお茶の宗匠の饅頭でしくじつた事を知つてるだらう。外を見張れ、家の中には用事がねえ」
唯三人でやつて居た頃は隨分暢氣のんきなものであつたが、遠からず紙面やら販路やらを擴張すると云ふので、社屋の新築と共に竹山主任が來た。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「あなたがたあかちやんがもうぢきうまれるといふのに、子守歌こもりうたならひもしないで、そんな暢氣のんきなことをつていらつしやる。」
お母さん達 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)