“暢気相”の読み方と例文
読み方割合
のんきそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああして、往来を歩いている人達の暢気相のんきそうな、楽天的な顔を見ると、いつも不思議な気がする。
疑惑 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それが、電車もなくなろうというこの夜更けに、暢気相のんきそうに気候の話などしているのは、如何いかにも変だった。彼等はきっと、おたがいに何かの目論見もくろみがあるのだ。紋三は段々好奇心の高まるのを感じた。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼は胸のうちで、さも暢気相のんきそうにそんなことをっていた。
灰神楽 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)