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暢然
ふりがな文庫
“暢然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆつたり
80.0%
のんびり
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆつたり
(逆引き)
旅人は、
怎
(
どう
)
やら少し
暢然
(
ゆつたり
)
した樣な心持で、目の前の、痩せ果てた骨と皮ばかりの赤犬を、憐む樣な氣になつて來た。で手を伸べて犬を引寄せた。
散文詩
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
五間幅の往還、くわツくわと照る夏の日に、短く刈込んだ頭に帽子も冠らず、腹を前に突出して、
懐手
(
ふところで
)
で
暢然
(
ゆつたり
)
と歩く。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
暢然(ゆつたり)の例文をもっと
(4作品)
見る
のんびり
(逆引き)
譲吉は、久し振りに
暢然
(
のんびり
)
として一日を暮して見たいと思った。朝飯が済むと、彼は縁側に
寝転
(
ねころ
)
んで、芽ぐむばかりになった
鴨脚樹
(
いちょう
)
の枝の間から、薄緑に晴れ渡った早春の空を
眺
(
なが
)
めて居た。すると
大島が出来る話
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
暢然(のんびり)の例文をもっと
(1作品)
見る
暢
漢検準1級
部首:⽇
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“暢”で始まる語句
暢気
暢
暢氣
暢々
暢達
暢気者
暢気坊
暢気相
暢気千万
暢意
“暢然”のふりがなが多い著者
石川啄木
菊池寛