“のんびり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悠暢28.6%
悠長14.3%
悠閑14.3%
暢気14.3%
暢然14.3%
暢達14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉村のおさの下座敷から、今日も優しい今様いまようが、さも悠暢のんびりと聞こえて来た。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
卯平うへいは一にちあるいた草臥くたびれひどたやうでもあるし、また自分じぶん村落むらかへつたのでこゝろ悠長のんびりとしたやうでもあるし、それに數年來すうねんらいばんくせあさはゆつくりとしてるのがれいであつたので
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
なるほど、そうおっしゃれば、阿闍利さまのお話をおききするよりも悠閑のんびりとお笑いになるお顔を見ているだけでも、それだけわたくしだちの心がのびのびいたすのでございます。
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)
百年も昔の人に生れたような暢気のんびりした心持がしました。僕はこういう心持を御土産おみやげに東京へ持って帰りたいと思います
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
譲吉は、久し振りに暢然のんびりとして一日を暮して見たいと思った。朝飯が済むと、彼は縁側に寝転ねころんで、芽ぐむばかりになった鴨脚樹いちょうの枝の間から、薄緑に晴れ渡った早春の空をながめて居た。すると
大島が出来る話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
自分は何がジャンボーなんだか分らないが、みんなの注意が、自分を離れると同時に、気分が急に暢達のんびりしたせいか、自分もジャンボーを見たいと云う余裕ができて、余裕につれて元気も出来た。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)