“悠暢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうちょう66.7%
のんびり13.3%
ゆつたり13.3%
いうちやう6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と忠告されたりしたことを思いあわせると、武蔵はこの先ともに、この二、三日のような悠暢ゆうちょうな日を持つことが、自分には大事であると考えた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは風情じゃ……と居士も、巾着きんちゃくじめの煙草入の口を解いて、葡萄ぶどう栗鼠りす高彫たかぼりした銀煙管ぎせるで、悠暢ゆうちょうとしてうまそうにんでいました。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
事実、すくなくも老教授自身は依然として科学に対する愛を失ってはおらず、百年したらまたこの世に生き返って、その後の科学の成行きを一目なりとのぞいてみたいなどと、悠暢ゆうちょうなことを考えているのだ。
元園町はとしごとに栄えてゆくと同時に、獅子を呼んで小児に見せてやろうなどという悠暢のんびりした人はだんだんに亡びてしまった。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
葉村のおさの下座敷から、今日も優しい今様いまようが、さも悠暢のんびりと聞こえて来た。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
新聞を見て了つて、起きようかナと思ふと、先づ床の中から兩腕を出して、思ひ切つて悠暢ゆつたり身延のび/\をする。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
新聞を見て了つて、起きようかナと思ふと、先づ床の中から両腕を出して、思ひ切つて悠暢ゆつたり身延のびのびをする。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
はれくもりまたつきとなり、かぜとなり——ゆきには途絶とだえる——往來わうらいのなかを、がた/\ぐるまも、車上しやじやうにして、悠暢いうちやうと、はなとりきつゝとほる。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)