“ゆつたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悠然45.5%
暢然36.4%
悠暢18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前まへの室から、また二人廊下に現れた。洋服を着た男は悠然ゆつたりと彼方へ歩いて行つたが、モ一人は白い兎の跳る様に駆けて来ながら
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
五間幅の往還、くわツくわと照る夏の日に、短く刈込んだ頭に帽子も冠らず、腹を前に突出して、懐手ふところで暢然ゆつたりと歩く。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
新聞を見て了つて、起きようかナと思ふと、先づ床の中から両腕を出して、思ひ切つて悠暢ゆつたり身延のびのびをする。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)