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懐手
ふりがな文庫
“懐手”の読み方と例文
旧字:
懷手
読み方
割合
ふところで
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふところで
(逆引き)
火鉢の火の灰になったのもそのままに重吉は
懐手
(
ふところで
)
してぼんやり壁の上の影法師を眺めている。やがて小女が番茶を入れて持って来た。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私は、暑気の中に
懐手
(
ふところで
)
して、めあてなく街を歩いた。額に、窓の開く音が、かすかに、そして爽やかに、絶え間なくきこえてゐた。
ふるさとに寄する讃歌:――夢の総量は空気であつた――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
薄寒い月のない晩で、頭巾に顔を隠すには好都合ですが、着膨れて、
懐手
(
ふところで
)
までしているので、何となく掛引の自在を欠きそうです。
銭形平次捕物控:068 辻斬綺談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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見る
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
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手
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小1
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