“懐刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふところがたな91.7%
ドス8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「皆世話になります。課長連中よりも古くて、社長の懐刀（ふところがたな）ってことになっていますから、平社員でも一種特別な存在です」
冠婚葬祭博士 (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)
用意をして来た懐刀（ふところがたな）を、帯へ差したまま柄（つか）を握り、見現（みあら）わされたら女ながらも、切り捲くってやろうと構えている。
神秘昆虫館 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)
富田が『ドス』を振り上げると、七輪に暖まつて居た内山が飛んで来て、『兄キ、何にするんや……まアそんなに怒らんでも善いぢやないか』と、懐刀（ドス）をもぎ取つた。
死線を越えて：01 死線を越えて (新字旧仮名) ／ 賀川豊彦(著)