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懷手
ふりがな文庫
“懷手”の読み方と例文
新字:
懐手
読み方
割合
ふところで
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふところで
(逆引き)
「なんて挨拶だ。いきなり人の前へ坐つて、
懷手
(
ふところで
)
をしたまゝ長い
頤
(
あご
)
を撫でながら——暇ですかえ——といふ言ひ草は?」
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これが
半纏
(
はんてん
)
向
(
むか
)
うはち
卷
(
まき
)
の
威勢
(
ゐせい
)
の
好
(
い
)
いのでなく、
古合羽
(
ふるがつぱ
)
に
足駄穿
(
あしだば
)
き
懷手
(
ふところで
)
して、のそり/\と
歩行
(
ある
)
きながら
呼
(
よ
)
ぶゆゑをかし。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
書きかけの英作文にも取り留めのない疑ひのみ頻りに起つて容易に書き續けられなかつたので、
懷手
(
ふところで
)
をしてぼんやり、風に
唸
(
うめ
)
いてゐる障子を見てゐた。
入江のほとり
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
懷手(ふところで)の例文をもっと
(15作品)
見る
懷
部首:⼼
19画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
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懷中
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