“懷劒”の読み方と例文
読み方割合
くわいけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すれば、おまへがロミオへの封印代ふいんがはりにしたこのを、あだ證書しょうしょ封印ふういん使つかはうより、またいつはりのこのこゝろみさをそむいてあだをとこけうより、この懷劒くわいけんこゝろ突殺つきころしてのけう。
さもなくば、このおそろしい懷劒くわいけん難儀なんぎ瀬戸際せどぎは行司ぎゃうじにして、としこう智慧ちえちから如何どうともうせぬ女一人をんなひとり面目めんもくいまこゝで裁決とりさばかす、くだされ。さ、はやなんとなとうてくだされ。
ヂュリ いゝえ/\、それを中止やめにする方便てだていなら、いたなぞとおッしゃるな。おまへ智慧ちえにもあたはぬなら、ついわし覺悟かくごをば分別ふんべつぢゃとめてくだされ、すればこの懷劒くわいけん今直いますぐ敢行してのけう。