“讃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
56.1%
たた32.3%
さん4.5%
たゝ2.5%
タヽ1.0%
たと0.5%
たゝふ0.5%
ほめ0.5%
ほめたた0.5%
タタ0.5%
0.5%
ホムル0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
パリーでは、一人の者をめてる評論を読むときには、「だれのことが悪く言われてるか」と考えるのが、いつも慎重な方法である。
ああ神は人に空気を与えたもう、しかも法律は人に空気を売る。私は法律をとがむるのではありません。しかし私は神をたたえるのです。
小町こまちの真筆のあなめあなめの歌、孔子様のさんきんで書いてある顔回がんかいひさご耶蘇やその血が染みている十字架の切れ端などというものを買込んで
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
寺と言ふ物が、奈良の内外にも幾つとあつて、横佩墻内かきつたゝへられてゐる屋敷よりも、もつと広大なものだとは聞いて居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
寺の淨域が、奈良の内外ウチトにも、幾つとあつて、横佩墻内カキツタヽへられてゐる屋敷よりも、もつと廣大なものだ、と聞いて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ジャン・クリストフがふたたびよみがえるために死にゆく時、昼と夜、愛と憎悪、その力強き二つの翼ある神をたとうる歌が響いてきた。
宇宙は自己を歌ふべき者を生みたるなり。「処女はらみて子を生まん」其名は天地をたゝふる者、人生を慰むる者。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
又我親里のよきことを誇てほめ語るべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
源之助はここで腰元濡衣、橋本屋の白糸をした。杉贋阿弥の劇評は元来余りめぬ方であるが、橋本屋の白糸は絶技とほめたたえている。
役者の一生 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
寺の浄域が、奈良の内外ウチトにも、幾つとあつて、横佩墻内カキツタタへられてゐる屋敷よりも、もつと広大なものだ、と聞いて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
天上の詔座における詞章にして——其は最壮大な詔座の詞章と云ふ表現を持つた「あまつのりとの—ふとのりとごと」(天津詔刀乃太詔刀言)なるめ語が行はれた訣である。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
併し、旅人のホムル歌にせよ、この歌にせよ、後代の歌人として、作歌を学ぶ吾等にとって、大に有益をおぼえしめる性質のものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)