“賞讃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうさん80.8%
しようさん3.8%
うたわ3.8%
しやうさん3.8%
ほめそや3.8%
ほめはや3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに、彼が出あわなければならない恐ろしい敵軍は、血と肉とをもった人間、すなわち、彼女を賞讃しょうさんするあまたの農村の男たちだった。
君等きみら其時そのとき擧動ふるまひ賞讃しようさんするのをるにつけても、じつ斷膓だんちやうねんえなかつたです——なに、あの卑劣ひれつなる船長等せんちやうら如何どうしたとはるゝか。
薄桃色をした可愛い耳たぶ、額から何んの窪みも持たず、真っ直ぐにつづいているおっとりした鼻、——六波羅第一と賞讃うたわれた美貌が、娘時代と変わりはなく、今につづいているのであった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、感情的かんじやうてき高岡軍曹たかをかぐんそう躍氣やつきとなつて中根なかね賞讃しやうさんした。そして、興奮こうふんしたなみだめてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
昨日きのうまでは督責とくせきされなければ取出さなかッた書物をも今日は我からひもとくようになり、したがッて学業も進歩するので、人も賞讃ほめそやせば両親も喜ばしく
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
その婦人は如何いかにも忌々いまいましそうな、じれったそうな、しゃくさわると云うような風情で、身を斜めにして私の方をジロリと睨んだ顔、取立とりたてて美人と賞讃ほめはやすほどではないが、たしかに十人並以上の容貌きりょう
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)