“しょうさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賞讃43.8%
称讃14.6%
蕭散8.3%
勝算6.3%
賞賛6.3%
硝酸4.2%
頌讃4.2%
生産2.1%
小三2.1%
小杉2.1%
小盞2.1%
正三2.1%
消散2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一世の尊崇を集めた大詩人ゲーテにって、その賞讃しょうさんの言葉を浴び、当時の大ピアニストなるモシェレスに逢って親交を結び
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
これが、あの、「伯父ワーニャ」を演じて日本一と称讃しょうさんせられた上杉新介氏の正体か。なってないじゃないか。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
辜鴻銘ここうめい先生を訪う。ボイに案内されて通りしは素壁に石刷の掛物をぶら下げ、床にアンペラを敷ける庁堂なり。ちょっと南京虫はいそうなれど、蕭散しょうさん愛すべき庁堂と言うべし。
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
……どうだ、藤波、勝算しょうさんがあるか。……それとも、また、北の顎十郎にシテやられるか
わたしはかれらを見つけて、一度はたいへんびっくりしたが、落ち着くと、わたしはぼうしを取って、かれらの賞賛しょうさん感謝かんしゃの意をひょうした。
これは横浜はまへ明治年間に来た西洋人が、その頃日本に珍らしくてつ高価だった硫酸りゅうさん硝酸しょうさんなどを生産してもうけたことがあるが、それに刺戟しげきせられて、雨後うごたけのこのように出来た強酸工場の名残なごりなのだ。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けだしアフリカの林中に日出前つねにこの猴喧嘩するを暁の精が旭日きょくじつを歓迎頌讃しょうさんすと心得たからだと。これすこぶる支那で烏を日精とするに似る。日吉山王が猴を使者とするにこの辺の意義もありなん。
一心ただ安く生産しょうさんせんことを思う
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生産しょうさんの時いたれば
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その後、この小三しょうさんの奴ア、いたずらして頭に大火傷おおやけどをこさえ、それが十四、五のころで、親とともに一時は村へ舞い戻っていましたが、都の風に染んだ怠け者、またすぐ出ていってしまいました。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
祠後の小杉しょうさん槍尖そうせんの如く、森然しんぜんとして天を刺す。これをけいすれば、幾多の小碑、行儀ぎょうぎ屏列へいれつするを見る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
半焼となっている内裏の鴛鴦殿えんおうでんで、一同は小盞しょうさんを酌み交わしてわかれた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元は兵藤平内兵衛ひょうどうへいないひょうえといった人、青山主膳しゅぜんの家臣、豪勇無双と称せられた勇士です。石平道人正三しょうさん(鈴木九太夫)の門人であった。
余輩よはい常に思うに、今の諸華族が様々の仕組をもうけて様々のことに財を費し、様々のうれいうれえて様々の奇策きさく妙計みょうけいめぐらさんよりも、むしろその財のいまむなしく消散しょうさんせざるにあたり
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)