“しょうぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肖像46.2%
正三15.4%
庄蔵15.4%
庄三7.7%
抄造7.7%
鈆蔵7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とあって、紙面の上欄に、一個奇怪な人物の写真が、大きく印刷され、その下に「世界的猛獣団長大山ヘンリー氏の肖像しょうぞう
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
と呼ぶ声が玄関げんかんからきこえた。郵便物と新聞は正三しょうぞう君がとりつぐ役だ。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
大工の庄蔵しょうぞう不憫ふびんに思って、大宝寺町の自分のうちへ引き取ってくれた。
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こゝで名乗って置くが、僕は姓は橘高きったか、名は庄三しょうぞうである。新年会の折、専務の名倉氏なぐらしが僕の姓名を利用して洒落しゃれを言った。
ロマンスと縁談 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
柳原奉書やなぎわらほうしょ」で有名な備後国びんごのくに比婆ひば庄原しょうばら町の仕事も、今はその名誉を続け得なくなりました。奉書は楮紙こうぞしでありますが、これに米の粉を加えて抄造しょうぞうします。昔も今も典式の用に使われます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
元秀の養子完造かんぞうもと山崎氏で、蘭法医伊東玄朴の門人である。完造の養子芳甫ほうほさんはもと鳴海なるみ氏で、今弘前の北川端町きたかわばたちょうに住んでいる。元秀の実家のすえは弘前の徒町かちまち川端町の対馬鈆蔵しょうぞうさんである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)