“硫酸”の読み方と例文
読み方割合
りゅうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
穴の中では電池がたおれ硫酸りゅうさんがこぼれているうえに、水でぬかるみとなり、しかも穴の外は高くなっていてとてものぼれない。ざんねんだ。お前の来てくれることを祈っている。
雪魔 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
けれどもぼくは昨夜さくやからよくないのでつかれた。書かないでおいたってあんなうつくしい景色けしきわすれない。それからひるは過燐酸かりんさんの工場と五稜郭ごりょうかく。過燐酸石灰せっかい硫酸りゅうさんもつくる。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
るとき硫酸りゅうさんを造ろうと云うので、様々大骨おおぼねおって不完全ながら色の黒い硫酸が出来たから、これを精製して透明にしなければならぬと云うので、その日はず茶碗に入れて棚の上に上げておいた処が
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)