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りゅうさん
ふりがな文庫
“りゅうさん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
硫酸
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
硫酸
(逆引き)
「いいえ、アノ
一昨晩
(
いっさくばん
)
、この部屋で寝ていますと、水素乾燥用の
硫酸
(
りゅうさん
)
の壜が破裂をしたのです。その
拍子
(
ひょうし
)
に、
棚
(
たな
)
が落ちて、上に
載
(
の
)
っていたものが
墜落
(
ついらく
)
して来て、頭を切ったのです」
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
大きい鏡があったので、ダリアはそこで
繃帯
(
ほうたい
)
を気にしながら、
硫酸
(
りゅうさん
)
の焼け跡のある顔へ
粉白粉
(
こなおしろい
)
を叩いた。そして入口の扉を押して、廊下に出た。その
途端
(
とたん
)
にダリアはハッと
駭
(
おどろ
)
いて
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これは
横浜
(
はま
)
へ明治年間に来た西洋人が、その頃日本に珍らしくて
且
(
か
)
つ高価だった
硫酸
(
りゅうさん
)
や
硝酸
(
しょうさん
)
などを生産して
儲
(
もう
)
けたことがあるが、それに
刺戟
(
しげき
)
せられて、
雨後
(
うご
)
の
筍
(
たけのこ
)
のように出来た強酸工場の
名残
(
なごり
)
なのだ。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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